東京都内には数多くの百貨店がありますが、店舗によって中身はかなり違いますよね。デパ地下が充実している店舗、富裕層向けの店舗、ヤングファッションや専門店を多く取り入れた店舗など、それぞれに特徴があります。同じ屋号の百貨店でも、違う店舗だったら結構イメージが違ったりしたり。
百貨店・デパートが集まるような繁華街は、都内では新宿、渋谷、池袋、銀座・日本橋などに大別されるので、今回はそれぞれのエリアごとに百貨店を紹介したいと思います。
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都内エリア別百貨店
銀座・日本橋エリア
日本を代表する高級商業地として知られる銀座・日本橋エリアは、三越や高島屋といったひときわブランド力のある百貨店が集まります。
富裕層をターゲットにしている店舗も多く、庶民にはあまり馴染みない場所かもしれません。が、最近は髙島屋日本橋店がSC形態を取り入れるなど、時代の流れに合わせた変化もみられます。また、日本橋三越本店や髙島屋日本橋店は歴史的建造物なので、雰囲気を味わいに行くだけでも楽しめるかも。
銀座は近年アジア系観光客が多く、百貨店にも中国人などが溢れています。日本橋まで離れれば、そんなこともなくなりますが。
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日本橋三越本店

日本橋三越本店(Wikimedia CommonsのKakidai氏による作品)
語るまでもない、日本を代表する百貨店「三越」の本店。本館は国の重要文化財にも指定されています。
現在の本館の建物は1914年に完成したルネサンス様式の建築で、その後関東大震災などを経て改修・増築などを繰り返して現在に至ります。正面玄関を入ると、三越の象徴ともいえる巨大なライオン像がお出迎えしてくれ、内装も華麗なものとなっています。

日本橋三越本店の天女像(Wikimedia Commons / ElHeineken)
日本橋本店から南2.0kmに三越銀座店もありますが、日本橋本店の荘厳な雰囲気には負けます。着飾っていかないと恥ずかしい思いをするかも?
店内は食品売場などを除き、それほど混んでなく落ち着いた雰囲気。最近はライバル・髙島屋に対抗するため特に接客サービスに磨きをかけており、各階売場に専門コンシェルジュを配置しています。財力のある年配の方がゆっくりとショッピングを楽しむには最適でしょう。
日本橋三越本店 | |||
営業時間 |
10:00~19:00 |
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売場面積 | 64,000m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◇◇◆ → | 高級 |
若向き | ← ◇◇◆◆◆ → | 年配向き |
日本橋髙島屋 S.C.

髙島屋日本橋店(Wikimedia Commons / Kakidai)
1933年に現在地にオープンした髙島屋日本橋店は、このエリアでは日本橋三越本店と並んで格式高い百貨店です。本館は国の重要文化財に指定されています。
日本橋三越本店とは長年のライバルですが、最近は方向性の違いが明確に。2019年に「日本橋高島屋 S.C.」として増床・リニューアルし、百貨店の本館に対して、新館はSC形態の専門店ビルに。こじんまりとした新館はSCとはいえ、入っているテナントは高級感があります。
新館はファッション・雑貨の専門店のみならず、今時な飲食店なども取り入れることで、購買力のある若い世代にまでターゲットを拡大しています。新館5Fにはスタバも。
「日本橋の百貨店」というと日本で最も敷居の高い場所の一つではありますが、その敷居をあえて低くすることで、富裕層だけではなくちょっとお金のある一般人にも楽しんで欲しい、というメッセージを(勝手に)感じました。
日本橋髙島屋 S.C. | |||
営業時間 |
本館・ウォッチメゾン:10:30~19:30 |
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売場面積 | 50,481m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◇◇◆ → | 高級 |
若向き | ← ◇◆◆◆◆ → | 年配向き |
銀座三越

銀座三越(Wikimedia Commons / Kakidai)
日本橋三越本店から南に2.0km歩くとある、銀座三越。日本橋本店が年配の富裕層をターゲットにしているのに対し、銀座三越は老若男女いるイメージ。
観光地化している銀座は人通りが多いこともあり、銀座三越は上階も賑わっています。爆買い目的の中国人らしい観光客もよく見かけます。この辺りは、荘厳で落ち着いた雰囲気の日本橋本店とは対照的。逆に最近はアジア系観光客の多さに辟易する日本人客もいるとか。
売場面積はデパ地下を含め日本橋本店より小さいですが、営業時間は日本橋本店より1時間長い夜8時までの営業。
銀座三越 | |||
営業時間 |
10:00~20:00(日曜日は19:30まで) |
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売場面積 | 43,111m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◇◆◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◆◆ → | 年配向き |
松屋銀座

松屋銀座(Wikimedia Commons / Kakidai)
1925年オープンの銀座の老舗百貨店の一つで、「東京のローカル百貨店」です。現在の外観からは想像できませんが、実は建物は開業当初から同じもので、改修・増築を繰り返して今に至ります。古臭さは全く感じません。
地元・銀座に馴染んだ百貨店として知られていましたが、ここも最近は外国人観光客が目立つようになりました。ただ、銀座三越ほど多くはありません。
すぐそばにある銀座三越とキャラが被りますが、松屋銀座の方がやや若い女性にもおススメできます。あとは、三越ほど気高くないので比較的気軽に入れる、売場が大き過ず回りやすい、といった特徴もあります。
松屋銀座 | |||
営業時間 |
10:00~20:00(日・祝は19:30まで、その他一部変動あり) |
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売場面積 | 32,182m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◇◆◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◆◆ → | 年配向き |
GINZA SIX

GINZA SIX(Wikimedia Commons / ITA-ATU)
松坂屋銀座店の跡地に2017年にオープンしたGINZA SIX。正確には百貨店ではなく、テナントから賃料を取るショッピングセンター形式の商業施設です。
売場デザインも百貨店とは違ってメンズ・レディスでフロアを分けたりせず、テナントごとに区切られたSC的な構成。ディオール・ロレックス・フェンディなどのハイブランドが並んでいる様子は、まるで海外の免税店のよう。6Fには蔦屋書店も入ってます。
ただ周辺の百貨店と比べると真面目に買い物してる人は少なく、ウィンドウショッピングをしているだけだったり、涼みに来てるだけな人も。実際テナント側も、アンテナショップ的なノリで出店してるのかな?と思ったり。
年配の人は雰囲気が合わない気がします。特に買いたいブランドが決まっているわけでもなければ、他の百貨店に行った方がいいでしょう。
GINZA SIX | |||
営業時間 |
10:30~20:30 |
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売場面積 | 約47,000㎡ | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◇◆◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◇◇ → | 年配向き |
東京・有楽町エリア
銀座・日本橋エリアと隣り合う東京・有楽町エリア。日本橋などからは徒歩圏内なので、そっち方面の百貨店と合わせてショッピングを楽しんでも良いかも。
当記事では紹介していませんが、有楽町にはマルイやルミネもあります。
大丸東京店

大丸東京店(Wikimedia Commons / katorisi)
1954年に東京駅八重洲口に開業した大丸東京店。2007年に建て替えられました。
全国から新幹線や高速バスが発着する東京駅直結ということもあり、デパ地下「ほっぺタウン」は土産品などを買う観光客で大賑わい。旅行用品や東急ハンズなどもあり、観光客にも便利な東京の玄関口の百貨店です。
デパ地下が盛況な一方で、2Fより上は比較的空いています。おそらく他の繁華街の百貨店と比べて、普段使いする利用者が少ないためでしょう。「東京の大丸は弁当屋、関西での面影はゼロ」なんて揶揄されたりしましたが、建て替え後に少しは改善したかな・・・?
とはいえ、百貨店の中でもブランド力の高い大丸。大阪・心斎橋店などと比べるとテナント構成もいくらか庶民的ですが、良い意味でバランスが取れていて買い物しやすい、穴場な百貨店かもしれません。
大丸東京店 | |||
営業時間 |
B1・1F:10:00~21:00(土・日・祝は20:00まで) |
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売場面積 | 約46,000m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◆◇◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◆◆ → | 年配向き |
阪急メンズ東京

阪急メンズ・トーキョー(Wikimedia Commons /BUNBUN)
名前の通り、メンズファッション専門百貨店です。1984年の開業当初は総合百貨店「有楽町阪急」でしたが、2011年にメンズ特化に転換しました。
2019年には大幅リニューアルし、かなりイメージが変わりました。それぞれのフロアが明確なテーマで構成され、ヴィンテージ系や高級カジュアル品など個性的で尖った品揃えに。さらにはTENGA STOREも入れるなど、百貨店としてはかなり挑戦的な試みで、正統派を極める新宿伊勢丹メンズ館とは対照的です。
メンズ館とはいえ、隣にルミネやマルイもあるので、カップルやファミリーで買い物に来ても楽しめるでしょう。
阪急メンズ東京 | |||
営業時間 |
11:00~20:00 |
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売場面積 | 11,445m² | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◇◆◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◆◆ → | 年配向き |
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上野・御徒町エリア
上野・御徒町エリアにある百貨店は、松坂屋の一店のみ。上野という場所柄のせいか、庶民的な雰囲気です。
当記事では紹介していませんが、上野マルイもあります(1984年までは京成百貨店でった建物)。
松坂屋上野店

松坂屋上野店(Wikimedia Commons /おんさき)
何気に上野唯一の百貨店。そして銀座店が閉店した今では、関東唯一の松坂屋。
上野といっても御徒町駅前にあります。が、上野駅からも歩いて行ける距離です。
開業は1768年とかなり古く、江戸時代から同じ場所で営業を続ける都内百貨店は日本橋三越本店とここのみ。本館の建物は1929年築と古く、外装は今風になっているものの店内ではレトロなエレベーター・階段を見ることができます。
客層は全体的に年配向け。上野という場所柄のせいか、歴史ある老舗店の割にあまり格式高さを感じさせない庶民的な雰囲気。デパ地下はそれほど大きくありませんが、上野ではここだけなので重宝します。パンダグッズが結構充実してるので、お土産探しに便利。
2017年に南館が建て替えられ、パルコとTOHOシネマズが入りました。本館と南館で客層がガラリと変わりますが、若い方〜お年寄りまでいる家族での買い物にはちょうど良さそう。
松坂屋上野店 | |||
営業時間 |
10:00~20:00 |
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売場面積 | 20,888㎡ | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◆◇◇◇◇ → | 高級 |
若向き | ← ◇◇◆◆◆ → | 年配向き |
新宿エリア
新宿といえば、国内売上No.1の伊勢丹新宿店。ほかにも髙島屋や、小田急・京王といったターミナルデパートも集まります。
新宿の百貨店は、年配の方だけではなく若者も多い印象。ルミネやマルイなんかもありますね。
ちなみに、新宿の百貨店は全て地下を介してつながっています(かなり歩きますが)。
伊勢丹新宿店

伊勢丹新宿店(Wikimedia Commons / Kakidai)
日本国内最大の売上高を誇る伊勢丹新宿店。1933年の開業後増床を繰り返し、アール・デコ調の外装は荘厳。東京都の歴史的建造物に指定されています。
「ファッションの伊勢丹」と標榜される通り、ファッションは最先端のセンスが光り,若いファンも非常に多い店舗です。また百貨店としてはいち早く男性客に目を付け、1968年にメンズ館をオープン。紳士服もかなり充実しています。関西で言えば、梅田の阪急とキャラが似ているかも。
ファッションだけではなく、地下食品売場も充実していて大盛況。新宿のデパ地下では、おそらくここが一番ではないでしょうか。

新宿伊勢丹メンズ館(Wikimedia Commons /Wideangle)
伊勢丹といえばタータンチェック柄の紙袋が有名。ここで買い物をして、伊勢丹の紙袋を持って街を歩くのがあこがれの人も多いのでは。特に買い物をしなくても、キラキラした美術館のような店内を見るだけでも楽しめると思います。
ただ最近はここも、外国人観光客が多い・・・
伊勢丹新宿店 | |||
営業時間 |
10:00~20:00 |
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売場面積 | 64,296m² | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◇◇◆ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◆◇ → | 年配向き |
新宿髙島屋
1996年に再開発で開業した、新宿では最も後発の百貨店です。日本橋の髙島屋とは違い、カップルや家族連れも多いです。
同じ新宿の伊勢丹に殴り込みにきた・・・つもりだったかは分かりませんが、結局のところ新宿伊勢丹とは売上高で大きな差をつけられています。新宿南口がいまだに裏口感が強く、なかなか髙島屋に足を運んでくれない、という事情があるのではないかと推測していますが、最近はバスタ新宿の開業もあり、南口もどんどん人が増加中。
良いところを挙げると、巨大な東急ハンズがある、店内が広々していて開放感があるなど。伊勢丹と比べると、やや年配向けで定番商品が多い印象。ニトリやユニクロといった専門店がありカジュアルな一面もあったりするので、うまく使い分けると便利でしょう。
新宿髙島屋 | |||
営業時間 |
10:00~20:00(金・土は10:00~20:30) |
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売場面積 | 53,946m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◇◇◆◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◆◆ → | 年配向き |
小田急百貨店新宿店

小田急百貨店新宿店(Wikimedia Commons /Rs1421)
新宿駅西口直結のターミナルデパートで、京王百貨店と並んで立っています。本館とハルク館に分かれています。
電鉄系ということもあり、庶民的な雰囲気。伊勢丹や髙島屋ほどのキラキラ感もなく、かといって京王百貨店ほどオバンなイメージでもないので、「普通の百貨店」という意味では新宿で一番バランスが取れていると思います。下の階では若い人もよく買い物してます。
ハルク館はビックカメラやスポーツ用品などに特化。デパ地下は本館・ハルク館合わせて結構な広さがあり、いつも賑わっています。
本館は坂倉準三氏設計のモダニズム建築ですが、老朽化も進んでいるので近い将来大規模な再開発が行われると思われます。
小田急百貨店新宿店 | |||
営業時間 |
本館B2~4F・ハルク館B2~2F:10:00~20:30(日・祝は10:00~20:00) |
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売場面積 | 57,316m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◆◇◇◇◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◆◆ → | 年配向き |
京王百貨店新宿店

京王百貨店新宿店(Wikimedia Commons /Kakidai)
横並びの小田急百貨店と同じく、新宿西口・駅直結のターミナルデパート。
ここも小田急と同じ電鉄系で庶民的なイメージですが、客層は高齢客が目立ちます。でも顧客の更なる高齢化や、最近のインバウンド効果に乗れなかったことを反省して、最近はシニア層を大事にしつつ、若返りも進めています。
物産展も頻繁に行われていて、特に毎年恒例の「駅弁展」は人気があります。デパ地下は小田急に比べると小さいです。
京王百貨店も老朽化が進行しているので、近い将来小田急と合わせた大規模再開発が行われるものと思われます。
京王百貨店新宿店 | |||
営業時間 |
B1~3F:10:00~20:30(日・祝は10:00~20:00) |
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売場面積 | 41,294m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◆◇◇◇◇ → | 高級 |
若向き | ← ◇◇◆◆◆ → | 年配向き |
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池袋エリア
「東は西武で西・東武」で知られる池袋。西武・東武とも池袋駅直結のターミナルデパートで、国内屈指の売場面積を有する巨艦店です。
デパ地下がスゴい・オシャレなイメージがある西武の方が活気があります。逆に落ち着いて買い物したい年配の方は、東武の方が合ってるかも?
西武はパルコに、東武はルミネに繋がっているのも特徴的ですね。
西武池袋本店

西武池袋本店(Wikimedia Commons /Rs1421)
池袋駅東口にある、国内売上No.3の巨大百貨店。めちゃめちゃ細長い建物が特徴的で、売場面積の大きさは都内トップ(国内第3位)。言うまでもなく、品揃えは国内屈指の規模。
ターミナルデパートなので庶民派ではありますが、80年代には「ファッション・文化の西武」として先鋭的ブランド力があったこともあり、現在でもほかの電鉄系と比べるとオシャレなイメージ。個人的に、西武の紙袋はシンプルながらデザイン性が高いと思います。
さらにスイーツ系を中心にデパ地下がとにかく強く、人気店はいつ行っても行列。ロフト、無印良品、三省堂書店の大型店も入っていて、百貨店の割に若者も多いです。三省堂書店では専門書もそれなりに揃うので、ジュンク堂まで歩くのが面倒な時は助かります。
並びのパルコと直結しているのも便利。
欠点を挙げるとするならば、売場が長すぎて迷いやすい点。どのフロアも客が多いので、落ち着いて買い物したい方には反対(西口)の東武百貨店がオススメかも。
西武池袋本店 | |||
営業時間 |
10:00~21:00(日・祝は10:00~20:00) |
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売場面積 | 81,623m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◆◇◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◆◆ → | 年配向き |
東武百貨店池袋本店

東武百貨店池袋本店(Wikimedia Commons / Kakidai)
池袋西口にある、売場面積・国内No.6とこれまた巨大な百貨店。東口の西武の陰に隠れがちですが、国内屈指の品揃えです。
イメージは、西武よりも比較的年配向けという感じ。店内も西武ほど混雑していないので、落ち着いて買い物したいお年寄りがいる方にはオススメかも。
レストラン街は、西武より大きいです(西武にあるような人気店はあまりないですが)。ユニクロ、ニトリといった専門店も入ってます。各階で隣にあるルミネと直結していますが、閑散とした東武からルミネに入った瞬間、ギャルで溢れかったキラキラした空間になるので、一種のカルチャーショックを受けます。
残念ながら接客に関しては、あまり評価が高くないようです。一方で、毎年開催される北海道物産展は、他の百貨店の同様なイベントと比べてもかなり高評価です。
増築に増築を繰り返してきた経緯があるので、東武も割と迷路。ただ2023年以降に超高層ビルに建て替えられる計画なので、全く違う姿に生まれ変わることになりそうです。もしかしたら、西武を超える日も近い!?
東武百貨店池袋本店 | |||
営業時間 |
10:00~20:00(日・祝は10:00~20:00) |
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売場面積 | 82,963㎡ | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◆◇◇◇◇ → | 高級 |
若向き | ← ◇◆◆◆◆ → | 年配向き |
渋谷エリア
東急x2・西武x1がある渋谷(東急東横店は2020年に閉店予定)。
渋谷って新宿・池袋に比べるとパッとする大型店がなく、百貨店文化があまりない印象。「若者の街」なので、逆にパルコや109といったファッションビル系が強いんでしょうか。百貨店に用事のある東急沿線民は、新宿の伊勢丹とかまで行っちゃう人が多いのかなと想像。
東急百貨店渋谷本店

東急百貨店渋谷本店(Wikimedia Commons / Rs1421)
道玄坂を上った場所にある、渋谷の地域一番店です。でも渋谷トップの百貨店の割にそこまで大きくなく、かといって混雑もあまりしてません。周辺に住む富裕層御用達で、わざわざ遠方から来る感じではないです。
大型文化施設「Bunkamura」が併設されていて、頻繁に絵画展などのイベントが開かれています。
駅から少し歩きますが、それは東急が西武に対抗するために、東横店に代わる本店として後から作ったため。渋谷駅から無料送迎バスが出ていますが、自分だったら歩いて行っちゃうかな・・・
テナントは全体的に高級志向。東急沿線のマダムが買い物しているイメージで、ファッションフロアでは若者はあまり見かけません。本店にもデパ地下がありますが、東横店の方が充実しています。7Fにジュンク堂書店があるので、他に大型書店がない渋谷においては重宝します。
東急百貨店渋谷本店 | |||
営業時間 |
B1・1F:10:00〜20:00 |
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売場面積 | 35,367m² | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◆◇◇ → | 高級 |
若向き | ← ◇◆◆◆◆ → | 年配向き |
東急百貨店東横店

東急百貨店東横店(Wikimedia Commons /Rs1421)
渋谷駅直結の東横店、「ザ・渋谷駅」です。外観からは想像できませんが西館・南館とも元は戦前築で、現在の渋谷本店の開業前はこちらが本店でした。ただ内部を見ると、さすがに古さを感じます。
若い女性向けのコスメ・雑貨店などもあり、マダム御用達の本店と比べると若い人がだいぶ多いです。待ち合わせ中の暇つぶしにもよく使われます。デパ地下は「東急フードショー」と「東横のれん街」の2つあり、本店よりも圧倒的に充実しています。東横のれん街は東急フードショーの奥にあり気付きにくいので、要注意。
2020年3月末をもって完全閉店することが発表されました(地下食品売場は残る予定)。閉店後は超高層ビルが建設され、その中に百貨店とは別形態の新たな売場ができそうです。
東急百貨店東横店 | |||
営業時間 |
10:00〜20:00 |
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売場面積 | 19,000m² | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◆◇◇◇◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◇◇ → | 年配向き |
西武渋谷店

西武渋谷店(Wikimedia Commons / Rs1421)
西武池袋本店の活気を知っていると、メイン売場は人もまばらで寂しい雰囲気。A館とB館に分かれているほか、ロフト、無印良品などもあります。
現状からは想像しにくいですが、実は渋谷の街を作ったのは西武。1967年の西武渋谷店開業から始まり、パルコ、ロフト、スペイン坂などを生み出し、「若者の街」が出来たのです。なんて過去の武勇伝を語っても、今微妙なもんはどうしようもない。
客の年齢層は幅広く対応していますが、いかんせん閑散としています(ロフト・無印良品を除く)。デパ地下はやはり、東急東横店に圧倒的軍配。ただ西武は場所が良い&空いているので、都会のオアシスとしては最適。あと、東急の雰囲気が合わないという方は行ってみては。
とはいえ2020年以降の建て替えが計画されており、渋谷の街で再び輝く日も近いかも?
西武渋谷店 | |||
営業時間 |
10:00〜21:00(日・祝は10:00~20:00) |
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売場面積 | 40,033m2 | ||
雰囲気 | 庶民的 | ← ◇◇◆◇◇ → | 高級 |
若向き | ← ◆◆◆◆◆ → | 年配向き |
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