【ランキング】代表的な百貨店・デパートの特徴・イメージのまとめ

埼玉県内の百貨店としては売上首位の伊勢丹浦和店。

大型SC開業やネットショッピングの普及により、以前より市場規模は縮小している百貨店。でもやっぱり百貨店って、夢がありますよね。今でも贈り物などを百貨店の紙袋に入れて渡せば喜ばれますし、デパ地下に行くと楽しいですよね。

今回は日本の代表的な百貨店のイメージ・特徴をまとめ、比較してみました。もちろん大切なのは買う人のセンス・もらう人の気持ちですが、たまには屋号を気にしてみても面白いかもしれません。




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店舗別ランキング

年商

まずは店舗別の年商ランキングから。上位15店のみです。

1位 伊勢丹新宿本店 2,741億円
2位 阪急うめだ本店 2,403億円
3位 西武池袋本店  1,851億円
4位 JR名古屋高島屋 1,557億円
5位 三越日本橋本店 1,553億円
6位 高島屋大阪店  1,414億円
7位 高島屋日本橋店 1,342億円
8位 高島屋横浜店  1,316億円
9位 あべのハルカス近鉄本店 1,176億円
10位 松坂屋名古屋店 1,176億円
11位 そごう横浜店  1,106億円
12位 東武池袋本店  1,018億円
13位 小田急新宿本店 943億円
14位 東急渋谷本店  911億円
15位 高島屋京都店  881億円

伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店の売り上げが圧倒的ですね。購買力のある富裕層が多そうな三越日本橋本店や大丸心斎橋店がトップでないのはちょっと意外です。

売場面積

ちなみに売上高ではなく店舗面積で見ると、最も大きな百貨店はあべのハルカス近鉄本店です。

1位  あべのハルカス近鉄本店 100,000㎡
2位  阪急うめだ本店    97,519㎡
3位  西武池袋本店     91,555㎡
4位  松坂屋名古屋店    86,758㎡
5位  そごう横浜店     83,654㎡
6位  東武池袋本店     82,963㎡
7位  名古屋栄三越     78,484㎡
8位  鶴屋百貨店      71,813㎡
9位  伊勢丹新宿本店    70,325㎡
10位  そごう千葉店      69,648㎡

鶴屋百貨店に聞き慣れない方も多いかもしれませんが、熊本県の百貨店です。地方百貨店なのに凄いですね。



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代表的な百貨店の特徴

三越

三越日本橋店(Wikimedia CommonsのKakidai氏による作品)

日本橋三越本店(Wikimedia CommonsのKakidai氏による画像)

関東では圧倒的ブランド力を誇る百貨店です。日本の百貨店の代表的存在で、「百貨店といえば三越」のイメージが浮かんでくる人も多いのではないでしょうか。その歴史は江戸時代にまで遡り、日本の百貨店のはじまりでもあります。

百貨店界のトップブランドということもあり、日本橋本店・銀座店などの 客層は中高年の富裕層が中心なイメージ です。特に関東で年配の方への贈り物であれば、三越の包装紙で包んであればかなり印象がいいでしょう。

福岡三越(Wikimedia CommonsのJKT-c氏による画像)

福岡三越(Wikimedia CommonsのJKT-c氏による画像)

最近は三越がない地方県でも、ショッピングモール内などに小型ショップ「エムアイプラザ」を展開しており、意外と身近な百貨店ブランドでもあります。

2011年には伊勢丹と合併し株式会社三越伊勢丹となりましたが、百貨店離れの時代が影響し、最近は会社の経営状態は微妙。近年は地方店の閉店が相次いでいますが、日本橋本店・銀座店の圧倒的貫禄は健在です。


店舗:日本橋(本店)銀座・恵比須・札幌・仙台・新潟※・名古屋栄・星ヶ丘・広島・高松・松山・福岡・そのほか小型店多数太字店は年商500億円以上の店舗)

※新潟三越は2020年中に閉店予定

伊勢丹

伊勢丹新宿店(Wikimedia CommonsのKakidai氏による画像)

伊勢丹新宿店(Wikimedia CommonsのKakidai氏による画像)

関東では三越に次ぐブランド力がある百貨店です。 新宿店の年商は日本の百貨店で第一位。 アール・デコ様式の店舗建築は歴史的建造物としても名高いです。

「ファッションの伊勢丹」を自称するように ファッション色が強く、 新宿店の客層も20代~中高年・家族連れと様々。若いセンスも鋭く 女性向け商品にも強いイメージ です。結構前衛的なデザインの商品も多いです。上品さ・高級感がありながら敷居の高さをあまり感じさせず、 誰でも利用しやすい雰囲気 があります。

また伊勢丹といえば、紙袋・包装紙のデザインが可愛らしくオシャレなことでも有名ですね。

2011年の三越との合併後は経営の行き違いなどで不振気味。最近は郊外店の閉店も相次いでいます。合併後に出店したJR大阪三越伊勢丹が赤字続きで4年あまりで撤退したところを見ると、関西での「三越」「伊勢丹」ブランドの認知度は今一つなのかもしれません。


店舗:新宿・立川・浦和・相模原※・府中※・静岡・新潟・京都太字店は年商500億円以上の店舗)

※相模原店・府中店は2019年9月に閉店予定。

髙島屋

髙島屋大阪店(WIkimedia CommonsのKirakirameister氏による画像)

髙島屋大阪店(WIkimedia CommonsのKirakirameister氏による画像)

 特に関西では圧倒的ブランド力を有する百貨店です。一方で関東にも有力店舗を持つなど、全国的にブランド力が浸透しているという意味ではパワーがあります。

従来の百貨店形態にとらわれず 店舗によってはショッピングモール(SC)形態にするなど今最も柔軟・挑戦的 です。2018年には歴史ある日本橋店でも専門店を取り入れたSC形態を一部導入しました。

 百貨店不況の時代にありながらも売上は高く 、業界再編が進む中でも独立体制を保っています。日本の百貨店売上のトップ10店舗のうち4店舗を髙島屋が占めることからも、その勢いがうかがえます。

JR名古屋タカシマヤ(Wikimedia CommonsのKansai explorer氏による画像)

JR名古屋タカシマヤ(Wikimedia CommonsのKansai explorer氏による画像)

名古屋においては2000年の名古屋駅への髙島屋出店により、それまで中心繁華街だった栄と名古屋駅前の逆転現象を引き起こしています。


店舗大阪・堺・泉北・京都・洛西・日本橋新宿・玉川・立川・横浜・港南台・大宮・柏・高崎・岐阜・岡山・米子・名古屋・いよてつ・フードメゾン店(新横浜・流山おおたかの森・岡山)・スタイルメゾン店(海老名)太字店は年商500億円以上の店舗)

大丸

大丸心斎橋店(Wikimedia CommonsのOilstreet氏による画像)

大丸心斎橋店(Wikimedia CommonsのOilstreet氏による画像)

京都発祥の大丸は、高島屋と並んで 特に関西では圧倒的ブランド力がある百貨店です。特に心斎橋店の建築は美しく名高いです(現在建て替え中)。2007年以降は松坂屋と経営統合しました。

昔はあまり若向きなイメージはありませんでしたが、心斎橋店の増築や梅田店への専門店導入など 最近は幅広い年齢層に対応しているイメージ です。

大阪2店のほか札幌・東京・神戸・博多など、新幹線が走る大都市への店舗展開が特徴的。2003年に開業した札幌店は、年商で地元百貨店を抜いて地域一番店となっています。


店舗心斎橋・梅田・京都・山科※・神戸・須磨・芦屋・東京・札幌・博多・下関・高知・鳥取太字店は年商500億円以上の店舗)

※2019年3月に閉店予定。

松坂屋

松坂屋名古屋店本館(Wikimedia CommonsのRenaik氏による画像)

松坂屋名古屋店本館(Wikimedia CommonsのRenaik氏による画像)

名古屋発祥の百貨店。名古屋では圧倒的ブランド力がある百貨店です。現在店舗数は減りましたが以前は札幌・横浜店・大阪店などもあった為、割と全国的に認知されている印象です。2007年以降は大丸と経営統合。

最近は地元名古屋でも、2000年に名古屋駅に開業した髙島屋に地域一番店の座を奪われています。打倒髙島屋に向け大丸松坂屋は栄での新店舗建設を進めています。

都内だと上野に店舗があり、最近は経営を同じくするパルコも入居。敷居の高い名古屋店に対して、上野店は庶民的な雰囲気です。店舗ごとに雰囲気が違うとも言えます。

銀座店もありましたが閉店し、現在はGINZA SIXとして運営されています。


店舗名古屋・豊田・上野・静岡・高槻太字店は年商500億円以上の店舗)

そごう

そごう横浜店(Wikimeddia Commonsの第四京浜氏による画像)

そごう横浜店(Wikimeddia Commonsの第四京浜氏による画像)

大阪発祥で 全国展開する百貨店 ですが現在は店舗数を大きく減らし、東京店・心斎橋店なども閉店。現在は西武と経営統合しています。

90年代頃まではかなり勢いがあり全国に約30店舗ありましたが、阪神淡路大震災での神戸店被災、バブル崩壊後に積極的な出店が災いし2000年に経営破綻。これを機に一時期イメージが悪化してしまいました。

そごう大宮店

回転展望レストランが特徴的なそごう大宮店(現在はレストランは違うテナントとなっている)

回転展望レストランを備える巨大店が多く、 一目見て「そごうだ」と分かる建物が多い です。2016年の柏店閉店で回転展望レストランは全て営業を終了しました。

近年は縮小傾向が続きますが、開店当時世界最大だった横浜店は現在でも高い売上がありますし、千葉・大宮では地域一番店として健在です。


店舗:横浜・千葉・大宮・川口・西神・広島・徳島太字店は年商500億円以上の店舗)



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阪急百貨店

阪急百貨店うめだ本店(Wikimedia CommonsのOgiyoshisan氏による画像)

阪急百貨店うめだ本店(Wikimedia CommonsのOgiyoshisan氏による画像)

電鉄系百貨店(鉄道会社による経営)であり、日本のターミナルデパートのパイオニア的存在です。電鉄系でありながら、梅田地区の一番店で、大阪では圧倒的ブランド力です。2007年以降は同じ大阪の阪神百貨店と経営統合。

 女性向け・ファッション関係に力を入れており 「東の新宿伊勢丹・西のうめだ阪急」とも言われます。うめだ本店の年商は大阪で1位、国内2位。関東にも店舗があるほか、2011年にはリニューアルした博多駅に進出。

神戸のシンボル的存在だった三宮阪急は1995年に阪神淡路大震災で被災し閉店。


店舗:うめだ(本店)・千里・西宮・川西・宝塚・三田・高槻※・博多・メンズ トーキョー・都築・大井町食品館太字店は年商500億円以上の店舗)

※2019年に西武高槻店を継承し高槻阪急になる予定。

西武百貨店

西武池袋本店(Wikimedia CommonsのRs1421氏による画像)

西武池袋本店(Wikimedia CommonsのRs1421氏による画像)

「西の阪急」と並び代表的な電鉄系百貨店(ただし現在は西武鉄道とは独立)で、電鉄系では最も全国展開に成功した百貨店です。

かつては西友、パルコ(現在は大丸松坂屋グループ)などとセゾングループ(現在解体)を形成し、80年代には無印良品・ロフトのヒット、セゾン美術館開業など時代を先取りしたスタイル最先端ファッションの取り込みなどで圧倒的なカリスマ性がありました。 渋谷の若者文化を根付かせたのも、西武渋谷店やパルコ・ロフトといったセゾングループ です。

現在セゾングループは解体、西武はそごうと共にセブン&アイホールディングス傘下となっています。

全盛期の90年代頃には全国に40店以上(西友が経営する西武店を含めると60店以上)もありましたが、現在は多くが閉店。それでも池袋本店は、現在でも国内3位の年商があります。


店舗:池袋(本店)・渋谷・所沢・秋田・東戸塚・福井・岡崎・大津太字店は年商500億円以上の店舗)

まとめ

近鉄百貨店上本町店(Wikimedia Commonsによる画像)

近鉄百貨店上本町店(Wikimedia Commonsによる画像)

個人的主観で選んだ8つの代表的百貨店を紹介しました。上に挙げた百貨店の紙袋に包んだ贈り物なら、まず間違いなく信用されるでしょう。

もちろん日本にはこれ以外にも多数の百貨店があります。札幌の丸井今井、博多の岩田屋などの地方百貨店のほか、電鉄系でも東急、阪神、東武、近鉄など多数あります。同じ屋号でも地域ごとにブランド力・認知度に差があるのも興味深いですね。

個人的に面白いと思うのは九州地方の百貨店です。大分のトキハ、熊本の鶴屋百貨店などは地方百貨店にも関わらず年商500億円以上を売り上げ、経営にも独特な工夫がみられます。

百貨店離れが進む昨今ですが、少しでも百貨店へ興味を持ってくれると嬉しいです。

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